パパイアマン号 の ブログ

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焼き鳥屋

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30年近く行きたいと思いながら暖簾をくぐられない店があった。
先日、焼き鳥屋さんを探し街をさまよっている時赤い提灯が目に入り思い出した。
20センチほど引戸が開いていて、入りやすいように心配りだろうか。
開店直後で女将はちょっと慌てた表情、古い店なのに仕草がぎこちない。
焼き台には備長炭がギッシリで綺麗にいこって炎も上がっていない、ベテランだ!
壁には額に入った男性の写真、なんとなく事情が分かった。
アサヒの瓶を頼み、壁のメニュー右端から6品、定番の焼き鳥を注文。
直ぐに冷蔵庫のトレイを取り出し焼き始める、綺麗な仕込みで1段ごとに紙を挟んでいる、いったい何時間かかったんだろう?
次々焼き上がって来る串は今まで食べた内3本の指に入いる。
と言っても上位はずいぶん前で味覚の記憶が蘇ってこない、だとすると歴代一位かもしれない。
ほどなく常連さん2人とご無沙汰していた元常連1名さんが入って賑やかになってきた。
それぞれの会話を聞いていると、ますます事情が分かってきた。
30年2人で営業していたが、亭主が亡くなりしばらく休店していて、先週から再開。
見よう見まねで水曜と木曜だけやってるそうだ、と言っても30年やっていれば何もかも承知であろう。
メニューは当時のままで大変な作業がうかがえる。
年はどうやら米寿前、私の母と変わらないからびっくりぽん。
無理せずゆっくり長く続けて欲しい、時々チョコっと食べに行こう。
天満橋 鳥扇
大人数で押しかけると女将さんと常連さんが困りますのでm(_ _)m